年中行事
3月 春彼岸法要(はるひがんほうよう)
聖徳太子が敏達天皇に奏上して行われるようになった日本の国民的行事です。
春秋の二期に催され、その中日は春分・秋分の日として国民の祝祭日となっています。
一般には墓参りの日と理解されていますが、彼岸(浄土)へ到達したいと「願」を起こし、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・知恵の六波羅蜜を行じる日です。
浄土教的には真西に沈む太陽に極楽浄土の世界を憶念思惟する好季と捉え、念仏に励む法要です。
4月 納骨堂合同慰霊祭/花祭り(灌仏会)
お釈迦さまの誕生を祝う法会です。
4月8日ルンビニーの花園でお生まれになりました。
花見堂や誕生仏そして甘茶など懐かしいものです。
もっと盛んになってほしい行事です。
灌仏会、浴仏会、降誕会とも称されています。
5月 御忌法要(ぎょきほうよう)
「ぎょき」という呼び方は浄土宗独特で、開祖法然上人のご法事です。
後柏原天皇の勅命によります。
1月25日がその祥月命日にあたりますが、大寒の頃でもあり、月おくれまたは陽春の頃厳修されるようになりました。
宗祖へのご恩報謝と念仏精進再点検の法要です。
7月 施餓鬼法要(せがきほうよう)
お釈迦さまの弟子、阿難尊者が焰口ガキを餓鬼道から救出した故事により営まれるようになりました。
盆の頃勤められることが多く、寺では施餓鬼棚を設け、先祖や有縁無縁の霊位の得脱を祈る法要です。
地域により毎回の法事に施餓鬼を行うところもあります。
9月 秋彼岸法要(あきひがんほうよう)
聖徳太子が敏達天皇に奏上して行われるようになった日本の国民的行事です。
春秋の二期に催され、その中日は春分・秋分の日として国民の祝祭日となっています。
一般には墓参りの日と理解されていますが、彼岸(浄土)へ到達したいと「願」を起こし、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・知恵の六波羅蜜を行じる日です。
浄土教的には真西に沈む太陽に極楽浄土の世界を憶念思惟する好季と捉え、念仏に励む法要です。
11月 十夜法要(じゅやほうよう)
法蔵菩提が五劫思惟ののち大願を成し遂げ、阿弥陀仏と成られたことを祝う法要です。
10月15日を結願として、十日間広大慈恩に酬いるために別時念仏を修します。
主に浄土宗で厳修されますが、天台宗の京都真如堂は発祥の地として有名です。
鎌倉にあります浄土宗大本山光明寺も由緒ある十夜法要が営まれています。